子育てタウンメンテナンスのお知らせ

大人だけじゃない! 小さな子どもにもある便秘事情

つらい便秘の解消方法

まずは排便がスムーズにできるよう環境を整えてあげてください。小さな子どもの場合、普通のトイレでは座った時に足が届かないためお腹に力を入れにくいもの。ちょうど足が踏ん張れるぐらいの台を置いておきましょう。

また、排便の習慣をつけるために、食べ物が胃に入ると大腸が動き始めて便が直腸に移動する「胃結腸反射」を利用し、「朝食後15分」や「夕食後15分」など決まった時間にトイレタイムを設定するのも有効です。絵本やゲームなどを用意してトイレタイムが楽しい時間になるよう工夫するのもよいですね。

排便の際、顔が真っ赤になるほど苦労しているようでも柔らかい便が出ているようなら、無理に何かをする必要はありません。息んでも便がなかなか出てこない、出てきた便が普段よりも固い、便の回数が少ない場合などは便秘症となっている可能性があります。

そんな時は綿棒浣腸を。両足を持ち上げてワセリンやオイルを含ませた綿棒をくるりとねじりつつ肛門に差し込み、内側をゆっくりとなぞります。入れる深さの目安は1~2センチほど。早ければすぐに便が出ることもありますが、それでも解消されなければ、少し間を置いてみたり、おへそから「の」の字を描くようにやさしくお腹をマッサージしたりして腸の動きをサポートしてみましょう。

便秘かどうか普段からよく観察して、早め早めに対処することで辛くならないうちに解消しておくことが大切です。