必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

放っておく?頻発する「きょうだいのケンカ」

【対処法1】ケンカのルールを決めておく

絶対やってはいけないことを、あらかじめ子どもたちにルールとして伝えておくことで、親が仲裁に入りやすくなります。ルールは年齢差や性別、日頃のケンカの様子に応じて設定してみましょう。ケガに発展する危険な行為や卑怯な行為の防止は、必ず盛り込みたいポイントです。

例えば、目を狙う・首を締めるなどの危険な行為をしない、物を使って攻撃しない、片方が謝ったり戦う気がないのに攻撃を続けない、1人を2人以上で攻撃しない、など。
ルール違反を確認したら親も止めに入り、年齢やケンカの背景に関わらず、「絶対やってはいけないことをやった」ということを厳しく叱ります。

【対処法2】行動を止めてお互いを離し、双方の気持ちを聞いてあげる

年齢によっては、感情から反射的に攻撃してしまったり、言葉で諭しても聞けないこともあるでしょう。危険な行為をしている場合は、まず抱きかかえて違う場所へ連れて行くなどして、行動を止めることを優先させます。そのうえで、なぜ乱暴なことをしてしまったのか、その理由を聞き、気持ちを受け止めたうえで、危険な行為やルール違反については、やめるようと伝えるのが良いそう。

気持ちや状況を受け止めず一方的に親がジャッジして注意したり、やられている子をかばって攻撃している子だけを注意したり、下の子をかばって上の子に注意が偏ったりすると、子どもたちがモヤモヤした気持ちを抱えたままとなります。平等に扱うことで、ケンカの収まりがよくなるようです。