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習い事っていつから通うのが正解?

習い事っていつから通うのが正解?
最近よく耳にする「早期教育」。「赤ちゃんの頃から習い事させたほうがいいの?」と思うママやパパも多いはず。習い事はお金がかかることはもちろん、送迎が必要な場合もあってなにかとたいへんです。そんな習い事に通うメリットや人気の習い事について紹介します。

習い事も「早期教育」のひとつ

昔から子どもに習い事をさせている家庭は多いですが、最近では「早期教育」という言葉をよく耳にします。早期教育とは就学前、つまり小学校に入る前から教育を取り入れることなので、習い事も早期教育のひとつと言えます。

早期教育は、赤ちゃんから幼児期までの脳の神経系が急速に発達する時期に経験をさせることで、子どもの能力や関心を高める狙いがあると言われていますが、じつはまだその効果は実証されていないようです。また、習い事を始める時期を間違えるとうまくいかないこともあるようです。現段階で、推奨されている習い事の種類ごとに最適なタイミングについて紹介します。

一生に一度しかない「臨界期」とは?

「習い事は早ければ早いほどよい」という人もいるようですが、脳科学の視点から見るとちょっと違います。それは脳の領域ごとに発達のピークが異なるためです。この発達のピークは「臨界期」と呼ばれ、一生のなかで一度しか訪れない貴重な時期と考えられています。

脳は後ろから徐々に前に向かって発達していきますが、生後すぐに発達し始めるのが、モノを見る機能を司る「後頭葉」と音を聞く力を司る「側頭葉」で、自分に近しい人を認識したり、言葉を理解したりし始めます。続いて手の感覚や運動機能を司る「頭頂葉」、最後に思考や判断、コミュニケーションなどの高次認知機能に関わる「前頭葉」が発達していきます。

脳のそれぞれの領域が発達する臨界期にもっとも適した習い事を始めることで、より効率的に能力を伸ばすことができるのです。