妊娠1か月ってどんな状態？知っておきたい妊娠のはじまり
妊娠週数の正しい数え方
妊娠週数についてはWHO（世界保健機構）が定義した方法が世界でも広く使われています。「妊娠0週0日」を最終月経の開始日として、そこから妊娠のはじまりとしたものです。7日を1週間、28日を1か月として計算し、「40週0日」を出産予定日と定めています。
これはWHOが行った調査により、妊娠期間の平均が280日±15日であったためで、最終月経開始日から満280日後=妊娠40週0日を出産予定日として計算されるようになったのです。ですから、出産予定日の前後2週間は出産日となる可能性があるわけです。予定日そのものは目安としてあまりこだわりすぎないようにしましょう。
体調の変化が現れるのは妊娠2か月目ぐらいから
妊娠初期症状が現れるのは、どんなに早くても着床がはじまる妊娠3週目の後半から。この時期に不調を感じるのは、生理痛やホルモンバランスの乱れの影響と考えられるようです。妊娠しているかどうかを判断する妊娠検査薬も、この時期には反応しません。
妊娠検査薬は、「hCG」と呼ばれるホルモンを検知して妊娠の有無を判定するものなのですが、hCGホルモンは、妊娠3週目頃に起こる着床によって分泌がはじまります。妊娠検査薬はかなり鋭敏に反応してくれるのですが、それでもうっすらと陽性がわかるのは妊娠4週に入ってから。28週周期の生理が1週間遅れた頃になる妊娠5週目に入ると陽性反応がはっきり出てきます。妊娠検査薬は生理予定日の1週間後以降、妊娠5週目に入ってから使うとよいと覚えておきましょう。
妊娠の超初期について紹介しました。いずれにしてもいつ授かってもいいように、心身ともに健やかに過ごすことが大切ですね。
