知っておきたい! 妊娠線の原因と予防
お腹が大きくなり始めると気になるのが妊娠線。妊娠中のお悩みの1つです。できるだけ作らないようにするために、妊娠線の予防することが大切です。なぜ妊娠線ができるのか? ケア方法は? できやすい人は?などを解説します。
妊娠線ができる原因とは?
妊娠線は、急激な体重や体形の変化によって、皮膚が伸びてできる肉割れのことで、赤いひび割れのような線がお腹などに現れるのが特徴です。「ストレッチマーク」「肉割れ線」と呼ばれることもあります。
個人差はありますが、お腹の大きさが目立つようになる妊娠後期にできやすいようです。
ひび割れのような線ができてしまうのは、皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっていて、お腹が大きくなると一番の上の表皮は伸びますが、その下の真皮や皮下組織は弾力性がないため伸びにくく、裂けてしまうのが原因です。赤くなるのは皮膚の下の毛細血管が見えるからなのです。
また、単胎妊娠(1人の胎児を妊娠している状態)よりお腹が大きくなる多胎妊娠(2人以上の胎児を同時に妊娠している状態)や、再び妊娠することでお腹が大きくなりやすい経産婦は妊娠線ができやすいといわれています。
そのほか、痩せ型、小柄な人、皮下脂肪が多い人、乾燥肌の人も妊娠線ができやすいといわれているので注意しましょう。