改めて知っておきたい! 離乳食3つの役割
役割2 味覚の発達をサポートする
さまざまな味を経験するのも離乳食の役割です。舌にある味覚センサーの味蕾(みらい)の数が、赤ちゃんは大人よりも多いため、味には敏感です。離乳食を与えるときは、はじめは薄味にして素材自体の味を経験させるようにしましょう。素材の味を感じることで味覚の発達をサポートします。
最初から濃い味付けにしてしまうと薄味のものが食べられなくなってしまうので注意してください。また、塩分や脂肪分が多いと、内臓が未発達の赤ちゃんには負担が大きくなるので、成長に合わせて味付けや脂質量を考えましょう。
役割3 食事をする楽しさを知る
離乳食はさまざまな形や色、味を口にすることになります。赤ちゃんにとって、はじめての経験になるので、できるだけ豊富な種類を与えるようにしましょう。さまざまな種類を食べさせることで、食への興味につながります。
また、「おいしいね」「一緒に食べようね」など声をかけるなどして食事の雰囲気を楽しくすることも、食べることへの好奇心を育むために大切です。
離乳食を通して、食事をする楽しさを赤ちゃんに伝えましょう。
赤ちゃんが成長するにつれて、母乳やミルクでは補えない栄養素を取り入れ、幼児食へ移行するための離乳食ですが、栄養面だけでなく、食への関心や食事に対する考え方にも大きく関わります。その子ペースに合わせて、離乳食の時間を楽しめるようにしましょう。