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急増中! RSウイルス感染症の大流行に気をつけましょう!

急増中! RSウイルス感染症の大流行に気をつけましょう!
秋頃から流行することが多いRSウイルス感染症ですが、今年は6月頃から急増しています。乳幼児がかかると重症化しやすいので、あらためてどんな症状になるのか、予防や対策を確認しておきましょう。

RSウイルスとは?

RSウイルス感染症(以下、RSウイルス)とは、RSウイルスによる呼吸器の感染症です。
年齢を問わず感染と発病を何度も繰り返しますが、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%が、RSウイルスに少なくとも1度は感染するといわれています。
症状は、発熱、鼻汁が出る、咳が出るなど軽い風邪のような症状から重い肺炎までさまざま。初めて感染した場合は症状が重くなりやすく、とくに乳児期早期(生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎や肺炎といった重篤な症状を引き起こすことも。乳児期早期の場合は、とくに注意する必要があります。

RSウイルスの発生状況は?

RSウイルスは、例年、9月頃から始まり冬季に報告数のピークを迎えていましたが、2011年以降は、7月ごろから報告数が増加しています。
東京都福祉保健局の発表によると、2021年第24週(6月14日~20日)において、都内264か所の定点医療機関(小児科)から報告された患者数は、850人(1定点当たり3.28人)で、2003年の調査開始以来、もっとも高い値となっています。そのうちの75%が2歳以下の小児とのことです。

他の自治体からもRSウイルスの夏からの流行が報告されているので、乳幼児を持つ家庭はより注意が必要となります。