子どもの好き嫌いはなぜおきる? どう克服させる?
ときには諦めることも肝心
好き嫌いをなくしていくには、食べ物をおいしく感じさせることがいちばんです。そのためには、きちんとお腹がすいた状態で食事することを心がけましょう。
基本は、夜更かしせずに朝はきちんと起きて、朝ご飯をしっかり食べる。近所でもよいのでできるかぎり外に出かけて、走ったり遊んだりして体を動かす。そして「お腹がすいた」といってご飯を食べる。生活リズムをきちんと整えていくことで、食事の時間が楽しくなり、食べ物がより一層おいしく感じられるものです。
やってはいけないのが、怖がらせること。「食べないと大きくなれないよ」「病気になってもいいの?」と脅してしまっては子どもが不安になってしまい、ますます嫌いな食べ物に苦手意識が生まれてしまうことも。
極論、嫌いな食材を食べなくても病気になるわけではないので、まあいいかと諦めることも必要です。幼児期の好き嫌いは自己主張の表れなので、たっぷり出させてあげることも大切です。受け止めるパパママはたいへんだと思いますが、受け止めてもらうことで子どもは愛情を感じて安心します。それが土台となって徐々に我慢することも覚えていくのです。