歯が抜けそう、歯が抜けた! さぁどうする?
乳歯がグラグラしてきたら?
さぁ、お子さんの歯がグラグラしてきました。どうしたらいいのでしょうか? 歯茎から永久歯が生えてきていないかをチェックしてみましょう。まだ生えてきておらず、痛みや咀嚼にも問題がなさそうであれば、様子見でOK。歯医者さんへ定期検診に通っている場合は、検診ついでに見てもらってもいいでしょう。もし下から生えてきているのに、抜ける気配がない場合は、早めに歯医者さんに相談してみましょう。歯医者さんで抜く場合は、麻酔をしてくれることが多いので、痛がったり、怖がったりするお子さんでも安心です。
また、永久歯が重なって生えてきているなど、歯並びが不安な時は、矯正歯科に相談してみてくださいね。
抜けた歯はどうしたらいい?
日本には古くから「健やかな体に育ちますように」という願いのもと、上の歯が抜けたら縁の下に、下の歯が抜けたら屋根の上に投げる風習がありました。しかし現代では、マンションなどの住宅事情から、それらができないケースも。そこで最近は、可愛らしいトゥースケースに入れて保管、記念に残しておく保護者が多いようです。保管する際は、まずはきちんと洗浄し、オキシドールにしばらくつけて殺菌すると、清潔に保つことができます。抜けたばかりの歯には、血液やタンパク質が付着しています。そのまま保管すると、雑菌が繁殖したり、変色したりする恐れがありますので、気をつけてくださいね。
大人であれば誰もが経験してきたはずの“歯の生え変わり”ですが、いざ子どものこととなると、焦ったり不安になったりしてしまうもの。“生え変わりには個人差がある”ということを認識し、上手に見守っていきたいですね。