食べ物の匂いすら辛い「つわり」の時期、食事準備はどうする?
妊婦さんの約8割が経験するという「つわり」。つわりがひどい時は何もできなくなりますが、掃除や洗濯などは毎日しなくても何とかなるもの。でも毎日必要な食事の準備はどうしたらよいのでしょうか。
妊娠すると起きる「つわり」とは?
妊娠初期からはじまる「つわり」。頭痛や吐き気、胃のムカつきなどその症状には個人差がありますが、もっとも多いのが「においつわり」と言われるもので、特定の食べ物の匂いに敏感になってその匂いを嗅ぐと吐き気を催してしまうという症状。とくに炊き立てのご飯などの匂いがダメになる妊婦さんは多いようです。このつわりの症状が起こる時期はおおよそ妊娠8週頃で、そこから20週頃に終わったと感じる人が多く、約3か月弱もの間つわりとともに生活していることになります。長い場合は出産直前まで続いたという人も。
つわりは出産へ向けたホルモンバランスの変化により、黄体ホルモンのひとつであるプロゲステロンの分泌量が増えたことに身体が慣れず、吐き気などの症状として現れるもの。一過性のものではありますが、つわりの症状が重い妊婦さんの場合、まともに食事や水分を摂ることができなくなり入院に至ってしまったという例もあるほどです。