必要な人に必要な支援を「令和6年能登半島地震 支援情報ナビ」

赤ちゃんの基本は「よく飲み、よく眠る」

監修:薗部友良先生(育良クリニック小児科顧問、元日本赤十字社医療センター小児科部長)

初乳を飲んでから半年経った赤ちゃん自身の免疫力は弱いものです。しかし残念ながら、日々の生活習慣でこれを積極的に強める良い方法はありません。基本は、赤ちゃんに良いと昔から行われてきたことを実践することです。

まずは母乳であれ、ミルクであれ、しっかりと栄養を与えることが大切。ただし、飲む量は赤ちゃんに任せましょう。自分で乳首を離したり、機嫌が良ければ、まずは大きな問題はないと考えてOKです。

次に、赤ちゃんにとって気持ちの良い環境で、よく眠れるようにします。昼間に外気浴をしたり、話しかけたり、規則正しい食事をできるだけ心がけてください。

赤ちゃんは成長につれて、いろいろなめ回すようになります。なめる可能性のあるものを完全に消毒する必要はありませんが、強い病原体が着いていないようにしましょう。実は一番危険なものは、ママ達がトイレに行った後、きちんと洗わないままの手。トイレに行った後は必ずきれいに手洗いしてください。

また、子どもの体と心の成長には、ママの心の持ち方が極めて大切なのです。ママがとる栄養や睡眠だけでなく、当然パパの育児への協力も大切です。しっかり栄養を摂って、のびのびと遊び、よく笑い、ぐっすり眠る毎日の中で、病気に打ち克つからだは育まれていきます。

特集:ママが守る!赤ちゃんの元気