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急病の「困った!」を少しでも解消

監修:薗部友良先生(育良クリニック小児科顧問、元日本赤十字社医療センター小児科部長)

赤ちゃんの病気についてはわからないこと、不安なことでいっぱいですよね? だからこそ、もしもの場合に備えた準備をふだんからしておきましょう。

救急箱

乳幼児用の体温計や消毒薬、冷却シート、外用薬など、赤ちゃん対応の衛生用品、医薬品を常備しておきましょう。冷却シートなどのかぶせものでは、ちっ息事故に注意を。

医療機関

かかりつけの小児科医を必ずもちましょう。また、住んでいる地域の夜間・休日の救急医療機関も調べておきましょう。

電話相談

休日・夜間などに、急な赤ちゃんの病気の応急処置を知りたい時、病院へ行くべきかどうか迷った時、小児科医師・看護師に電話で相談ができます(無料ですが、通話料はかかります)。
自治体によって対応時間が異なりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

保健所・保健センター

自治体では、保健所や保健センターなどが電話や窓口で無料の育児相談を受けつけています。成長や発達、 健康など、気になることがあれば何でも相談してみましょう。
子育てや病気に関する講演・セミナーなどを行なうこともあり、参加するのもおすすめ。

乳幼児健康診査

乳幼児健康診査は、自治体が乳幼児に対して行う無料の健康診査。
乳幼児の発育や栄養状態、先天的な病気など、健康状態を確認するために行われています。病気や異常を早期に発見できれば治療しやすく、将来の心配も少なくなりますから、必ず受診しましょう。
健診時期は1歳6か月、3歳健診が義務づけられているほか、3か月健診など自治体ごとに異なる乳幼児健診がありますので、確認しておきましょう。

乳幼児医療費助成制度

万一、病気にかかってしまった場合、多くの自治体が赤ちゃんの医療費を助成しています。対象年齢や助成内容、所得制限の有無など、内容は自治体ごとに異なりますから、あらかじめ役所の窓口やホームページで詳細を確認しておきましょう。
なお助成を受けるには、赤ちゃんの健康保険加入が必要です。出産後すぐに手続きを忘れずに。

特集:ママが守る!赤ちゃんの元気