赤ちゃんにストレスなく帰省するには
お正月は、遠くにお住まいのおじいちゃん・おばあちゃんの家に帰省されるご家族も多いことと思います。赤ちゃんにとって、今回が初めてのお正月ということであれば、赤ちゃんのお披露目ということで、迎える方もみなさん楽しみにされていることでしょう。でも、赤ちゃんにとっては、遠くまでの移動や、知らない環境の中で数日を過ごすことが負担になることも。できるだけ、ストレスのかからないような工夫が必要といえそうです。
交通手段をしっかり検討しましょう
まずは、帰省する際の交通手段。飛行機がいいのか、新幹線がいいのか、車がいいのか、それぞれの交通機関や施設情報はもちろんのこと、赤ちゃんの体調や性格なども考慮して、赤ちゃんに負担のない手段を考えましょう。
また、帰省先で気を付けたいのが、チャイルドシートの使用です。チャイルドシート未使用者の死亡重傷率は使用者の約2.1倍にも上るそうです。ほんの数日の数回のことだから…と油断せず、準備しましょう。年に数回でも今後何回も使用する見込みがあるのなら購入するのもいいかもしれませんが、帰省先ではレンタルが気軽でいいですね。お住まいの自治体によっては、レンタルしてくれるところもあるようです。確認してみましょう。
他に帰省先で気を付けたいことは
●気温差がある地域への帰省には、柔軟に対応できるよう服装など万全の準備をしましょう。
●帰省先では、大人数で集う機会が多い年末年始。いつも落ち着いた環境にいる赤ちゃんに、予想以上にストレスも。静かにしてあげる時間も作ってあげましょう。
●いつもと違う環境では、思わぬ事故やケガもおこりやすくなります。そのうえ普段赤ちゃんがいない環境では、赤ちゃんにとって危ない物がある可能性も。誤飲をしたり、思わぬケガをしたりしないよう、常に赤ちゃんの動きをみて、気を付けてあげたいですね。
●帰省先でのインフルエンザなど感染症の流行もリサーチしておきましょう。
●帰省先での緊急連絡先も確認しておくと安心ですね。
帰省先でなくても気をつけたいことって?
●もともと保存食であるおせち料理は、味が濃く塩分が多くなっています。そのまま赤ちゃんに与えるのは避けましょう。のどに詰まりやすいお餅は2歳くらいまでは厳禁です。2歳以上でも小さく切って与えるなど、様子をみながら食べさせましょう。
●年末年始はどこに行っても混んでいます。ウイルス感染しやすい時期でもあるので、赤ちゃんをあちこち連れ歩くのは避けたいですね。どうしても連れて行かないといけない場合は、混んでいる時間を避け、時間短縮で済ませられるように計画しましょう。
帰省するしないに関わらず、年末年始もできるだけ、普段に近い生活リズムを崩さないように気をつけてあげたいですね。