フィンランドの赤ちゃんは「箱」で眠る！？日本でも買えるようになった話題のボックス

写真提供：Finnish Baby Box, www.finnishbabybox.com

フィンランドでは、妊娠すると子どもが1歳くらいまでに必要なアイテムがほとんど揃った“箱”「Finnish Baby Box（フィンランド・ベイビー・ボックス）」が政府からプレゼントされます。その中身もとっても可愛いと日本でも評判になりましたが、それが日本でも買えるようになったという嬉しいニュースが。
日本でもこんな取り組みが広がると嬉しいですね。

フィンランドの「Finnish Baby Box（フィンランド・ベイビー・ボックス）」とは？

フィンランドでは、妊娠すると「Finnish Baby Box（フィンランド・ベイビー・ボックス）」と呼ばれる”箱”が政府からプレゼントされます。この“箱”の中には、赤ちゃんの肌着や布オムツ、防寒着に布団など、赤ちゃんを育てる上での必需品が、50種類以上も詰まっているそうです。育児用品は、数も種類も豊富なため、一式そろえようと思うと大変なもの。その点この”箱”があれば、これひとつで赤ちゃんに必要なアイテムがそろうという大変ありがたいプレゼントなのです。政府からもらえるプレゼントは、この「Finnish Baby Box（フィンランド・ベイビー・ボックス）」か給付金かのどちらか一方を選べるそうですが、なんと95％の家庭が給付金よりこの“箱”を選んでいるとか。フィンランドの家庭でどれだけ重宝されているのかが想像できますね。

中身を出せばベビーベッドに
この”箱”のすごいところは、中身を出してしまえば、この箱自体が赤ちゃんのベビーベッドとして使えてしまうところ。マットレス、シーツなどもそろっており、そのまま赤ちゃんのベビーベッドになるんです。
そもそもこの「Finnish Baby Box（フィンランド・ベイビー・ボックス）」の配布が始まったのは、今から75年以上も前の1938年。ベビーベッドを購入できない貧困層に政府が配り始めたのがはじまり。今では貧困層だけでなく、全家庭、所得制限なしでもらうことができるのだとか。さすがは福祉国家ですね。

写真提供：Finnish Baby Box, www.finnishbabybox.com