後追いが始まるのは、いつから? いつまで続くの?
赤ちゃんの不安を解消してあげる
後追いのような状況を、心理学的には「分離不安」といいます。赤ちゃんが後追いをする相手はママであることが多く、それは、24時間ずっと側にいてくれる赤ちゃんにとってかけがえのない存在だからです。分離不安は発達課題のひとつで、大好きな人との愛情の絆ができなければ現れません。ですから後追いは「赤ちゃんとの絆」ができている証しとも言えるかもしれません。
分離不安の強さは赤ちゃんによってさまざまなのですが、「置き去りにされる」「ひとりきりにされた」体験があると恐怖や不安体験として残り、分離不安は強くなることがあります。しかし、赤ちゃんの時にはまだそのような記憶があるわけではないので、離れるときに優しく「ちょっと離れるだけよ」「待っててね」など根気強く声をかけることで、だんだんと「大丈夫なんだ」とわかってくるようになってきます。