男の子育児「あるある」と、男の子ならではの育て方とは?
叱るポイントを絞ってあとは見守る!
まず男の子が動き回るのは、脳の性質が影響しているとか。女の子の脳は、外からの刺激がなくても育つ仕組みを持っているようですが、男性ホルモンの影響を受けやすい男の子の脳は、動くものに関心を強く示して、動き回ったり試行錯誤したりと刺激を与えることで発達していくそうです。男の子で乗り物が好きな子が多かったり、やんちゃに暴れまわったり、そこらへんにあるものを壊して組み立てたりする行動は、どうやら理にかなったことのようです。
というわけで、男の子のやんちゃな行動を制するのは、危険もしくは人に迷惑をかけるケースに絞ってみてはいかがでしょうか。また、叱るときも「ダメ!」という漠然とした注意ではなく、「なぜしてはいけないのか、何に注意しなければいけないのか」を具体的に伝えてあげましょう。1回では言うことをきかないので、何度も繰り返し気長に伝えていく必要があります。
また、ママが手取り足取り教える方法も男の子にはあまり合わないと言われることも。男の子は、自力でトライアンドエラーを繰り返して学び得ていく性質があるそう。やり方を教えると素直に受け入れて成長が早い女の子とは違い、ちょっと時間はかかりますが、黙々と「組み立てて壊す」を繰り返している間に、意外に多くのことを学んでいるようです。好きなことに集中しているときは、頭をフル回転させて取り組んでいるときなので、何も言わずそっと見守ってあげるのがよいでしょう。