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抱っこばかりしていると抱き癖がついてしまうって本当?

赤ちゃんの中にはいつも抱っこしていないと泣いてしまう子もいるようです。昔は抱っこばかりしていると抱き癖がついてよくないと言われていましたが、本当でしょうか? 長時間の抱っこはママにとっても負担が大きいもの。赤ちゃんもママも負担が軽減する工夫についても紹介します。

抱っこしていないと泣いてしまうのはなぜ?

当たり前のことですが言葉を話すことができない赤ちゃんは、泣くことで自分の意思表示をします。お腹がすいた、眠いなどの生理的欲求から、寂しい、不安などの精神的欲求まですべてを泣くことで表現するのです。とくに新生児のうちは、約10か月もママのおなかの中にいて外の世界にでてきたばかりで不安がいっぱい。ママの心音や体温が感じられる温かで安心できる世界から放り出された状態ですから、たくさん泣いてしまうのも仕方がないことなのです。

抱っこばかりしていると抱き癖がついてよくないの?

例えば年配の方から「赤ちゃんが泣くたびにすぐに抱っこをしていたら抱き癖がつくよ」と言われたことはありませんか?
いわゆる「抱き癖」は、赤ちゃんが常にお母さんに抱っこされていないと機嫌が悪く泣きだしてしまうために、お母さんは一日中抱っこしていなければならない状態になること。泣くたびに抱っこすれば赤ちゃんは味をしめてさらに抱っこを求めてくるので、癖がついてよくないと昔は考えられていたようです。

しかしながら、抱っこは「今しかできない」大事なスキンシップ。いずれ大きくなったら「恥ずかしい!いやだ!」と、抱っこしたくても出来なくなる時期が来ます。
赤ちゃんが泣くということは、何かしてほしいと訴えているわけで、きちんと欲求に答えるということは、赤ちゃんに必要な事を満たしてあげることなのです。