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急にカラダをビクッとさせてバンザイの姿勢。これって大丈夫?


生後間もない赤ちゃんが、突然びっくりしたように両手を大きく広げ、何かにしがみつくようにカラダをビクッとさせることがあります。 これは「モロー反射」といって、赤ちゃんに見られる原始反射のひとつ。モロー反射はどんなときに起こるのか、そして頻繁に起こるときの対策について解説します。

  • 「モロー反射」って何?
  • 「モロー反射」はいつ、どんなときに起こる?
  • 「モロー反射」で起きてしまう時の対策
  • 最後に

    「モロー反射」って何?

    「モロー反射」とは、赤ちゃんが突然の音や体の揺れなどの刺激を受けたとき、急に体をビクッとこわばらせ、両腕を大きく広げたあと、抱きつくように腕を縮める一連の動作のことをいいます。
    これは、赤ちゃんの意思とは関係なく起こる原始反射のひとつ。原始反射とは、赤ちゃんが刺激を受けた時に、無意識に現れる動作のことです。

    モロー反射にはさまざまな説がありますが、一説によると、野生時代に母親から落ちそうになった際に「しがみつこうとする行動」の名残ではないかと考えられています。
    モロー反射は生後すぐから見られ、生後4、5か月頃には徐々におさまっていき、生後6か月を過ぎるとほとんど見られなくなります。
    成長過程でみられる正常な反応であり、病院では赤ちゃんの健康チェック指標のひとつとして、モロー反射などの原始反射の確認をしています。
    原子反射はこの他にも、赤ちゃんが差し出された手をギュッと握る「把握反射」や、口元に持って行った指などをチュパチュパ吸う「吸啜(きゅうてつ)反射」などがあります。

    「モロー反射」はいつ、どんなときに起こる?

    モロー反射は、周囲から刺激を受けたときに起こりやすいです。
    例えば、
    ・寝入りばなや眠りが浅いとき
    ・抱っこから布団へおろすとき
    ・大きな音がしたとき
    ・体勢が急に変わったとき
    などによく見られます。

    モロー反射の強さや頻度には個人差があります。赤ちゃんによっては一日に何度も起こり、そのたびに目を覚ましたり、泣いてしまったりすることがあります。何度もモロー反射が起こると、赤ちゃんがぐっすり眠れず、 ママパパは心配になることもあるでしょう。そんなときは、おくるみを活用したり、寝かしつけの工夫をしたりしながら、赤ちゃんが心地よく眠れるようサポートしてみてください。

    「モロー反射」で起きてしまう時の対策

    モロー反射は正常な反応であるため、基本的には心配する必要はありませんが、頻度が多くて寝付けなくなってしまうような場合にはいくつか対策があります。

    ■おくるみ・スワドルの活用
    おくるみやスワドルで赤ちゃんを包むことは、モロー反射が激しい赤ちゃんの反応を抑え、落ち着かせるために効果的です。おくるみを使用する際は、赤ちゃんの体温調節に配慮し、季節に合わせた適切な素材のものを選びましょう。
    また、赤ちゃんをきつく包んでしまうと、股関節の脱臼や、熱がこもる原因になります。 赤ちゃんの腕を適度に固定しつつ、下半身はゆったり包むのがポイントです。
    赤ちゃんが寝返りを始める兆候が見られたら、 安全のため、おくるみやスワドルの使用はやめましょう。

    ■布団へ下ろすときは足から着地
    赤ちゃんの頭が下がるときに、重力の変化を感じてモロー反射が出やすくなるようです。抱っこから布団に寝かせるときは、急に頭の位置が下がらないよう、お尻→足→背中→最後に頭の順で、体を密着させたままゆっくり下ろすのがおすすめです。急な体勢の変化を避けることで、モロー反射が起こりにくくなります。

    ■密着して寝かせる
    抱っこから布団へ移動させる際、ママやパパの体温が離れることで不安を感じ、モロー反射が出ることがあります。布団に寝かせた後もそっと覆いかぶさるようにしばらく体を密着させたり、手を握ってあげたりして、体温を感じさせてあげましょう。

    最後に

    モロー反射は、赤ちゃんの発達の過程で見られる自然な反応です。多くの場合は生後4〜5か月頃までに落ち着いていくため、過度に心配する必要はありません。
    モロー反射によって赤ちゃんが眠りづらそうなときは、今回ご紹介したおくるみの活用や、抱っこから下ろす際の工夫をぜひ試してみてください。
    一方で、生後6か月を過ぎてもモロー反射が続く場合や、気になる様子が見られる場合は、モロー反射の状況を観察し、動画やメモなどで記録したうえで、かかりつけ医等に相談しましょう。少しでも不安を感じるときは、一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。
    赤ちゃんの成長はあっという間です。今だけの愛らしい姿を大切にしながら、日々の成長を見守っていきましょう。