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子どもの身体と心を育む「歩育」のススメ

現代っ子に必要な「歩育」の効果とは?

自転車や車での移動が中心で、外に出て運動する機会も減っている現代、誰もが気軽に取り入れることができるウォーキングという手段で、幼児期からの運動習慣をつくってみませんか? 親子で歩くことで実践できる「歩育」がもたらす6つの効果を紹介します。

1、体力向上と運動機能の発達
幼児にとっては、ゆっくりお散歩するだけでも、身体づくりに効果があるとのこと。「第二の心臓」と言われる足は、動かすことによって血液の流れを良くし、身体をポカポカあたためます。また外に出ると、歩くだけではなく、しゃがんだりちょっとした段差をジャンプで超えてみたりと全身運動につながり、安全に進むための身体のちょっとしたバランス調整などは運動神経の向上にも効果的です。

2、五感を刺激して脳を鍛える
好奇心旺盛な子どもにとって外は刺激がいっぱい。自由に歩いているだけで発見の連続です。道端の草木に触れてみたり、地面を歩いている虫を観察したり、風の心地よさや水の冷たさを感じたり。五感を使って脳が刺激されると、記憶力・想像力・発想力などに好影響をもたらすと言われています。

3、親子のコミュニケーションの時間になる
散歩の時間は、親子で会話を楽しむ時間にもなります。親子でゆっくり向き合い会話することで、子どもの充足感を高めるほか、言語理解を深め、言葉のスキルや知識を向上させるとも言われています。

4、生活リズムの改善
歩くことで血液の循環を促し新陳代謝を高め、食欲増進や質の良い眠りにもつながります。継続することで生活リズムが整い、さらに自律神経が安定し、健康的な体内環境に変化していく効果が期待できます。

5、地域の人との交流を経験できる
小さい子どもと外を歩くと話しかけられることも多いはず。人と挨拶する機会も増え、社会性が身につき、人とのつながりを意識することができます。地域交流の機会が増えることで、暮らしやすい環境づくりにもつながっていきます。

6、交通ルールを学べる
絵本や言葉でも教えることができますが、体験して学ばせるのが一番。一緒に歩きながら交通ルールを伝えるとともに、交差点に立って感じる車のスピード、いきなり飛び出してくる自転車など、自分の目で見て感じて理解が深まります。