自立とやる気を引き出す「自己肯定感」って何?
子ども自身の少し前と比べる
他の子どもと比べて評価されると、子どもは自分のやりたい気持ちや努力よりも、周りの客観的な評価が気になって萎縮し、チャレンジできなくなってしまうことがあるそう。
子どもを評価する時は、少し前の頃と比べてその成長を褒めるのが良いようです。
失敗を肯定的に伝える
子どもの失敗を注意したり、失敗から遠ざけるよう保護したりすることで、「失敗は悪いことだ」「恥ずかしいことだ」と刷り込まれてしまいます。子どもが失敗することを恐れず、失敗の経験から学ぶことを伝えてあげることが大切です。親や大人たちも弱みを隠さず、失敗することを伝え、お互い次に失敗しないようにどうすればよいかを話すことで、子どもとの距離も縮まります。
子どもが甘えたい時はいっぱい甘えさせてあげる
子どもが膝のうえに座ってくるなどのスキンシップを求めてきたり、「話を聞いて」「一緒にいて」と言ってきたり、いつも自分でやっていることを「ママやって」と言ってきたら、これは精神的に甘えたい時のサインです。こういう時、子どもは何かしらの不安や寂しさを感じているので、子どもの気持ちに応えてあげましょう。子どもの気持ちが不安定な時に、いつも受け入れてくれる存在がいる安心感が、子どもの成長や自立に欠かせないそうです。
子どものためを思って伝えている言葉や想いが、子どもの自己肯定感を低くすることにつながってしまうことは避けたいもの。「今よりもっと」を期待する前に、今の子どものありのままを受け止めたうえで、愛情を伝えていくことが大切だと言えそうです。