いざというときに慌てない! 子どもの切り傷、擦り傷の対処法
傷口は乾燥させずに適度な湿度をキープ
以前は、傷口から出る滲出液をふき取って乾燥させて「かさぶた」にして治すのがよいとされていましたが、最近では、湿った環境を作って新しい皮膚を作ったほうが治りも早く傷口も残りにくい、というのが主流の考え方です。新しい絆創膏は、傷口にあてる部分が湿った環境を保つ作りになっているので、ぜひ活用してください。
ペットによる傷は感染症に注意を
子どもの顔のサイズは、犬種にもよりますが、犬の口の高さとほぼ同じなので、ほおずりした拍子に咬まれてしまう場合もあるので注意が必要です。猫の場合は、牙が鋭いため、傷が小さくても深いときがあります。たとえペットであっても傷が深い、出血しているときは感染症を起こしやすいので、必ず病院を受診するようにしましょう。
傷が小さいからと油断せず、流水でしっかり洗浄して止血することが大切です。絆創膏で保護した後も、傷の治りを観察して痕が残らないようにケアしましょう。