大変だけど見守りたい!赤ちゃんの手づかみ食べ
ストレスフリーで見守る工夫
大人にとって赤ちゃんの手づかみ食べは、服も机も床も汚れて正直ストレスが溜まります。汚れることなく食べることは難しいため、汚れてもOK&片付けが楽ちんな対策をして見守りましょう。
食事前に、汚れてもOKな食事用の服に着替えて食事用エプロンやスモッグを着せみてはどうでしょうか。お気に入りの洋服を含め、いろいろな衣服にシミが付いてしまうのを防ぐことができます。
食事はひっくり返りにくいお皿やコップに盛り付け、側に手拭きや口拭きを用意し、床にはシートや新聞紙を敷いておきます。歩き食べしないようにしっかりと椅子に座らせて、手の届く範囲に他のものを置かないようにしましょう。汚れた衣服やエプロンはキッチンのシンクで食器用洗剤を使って下洗いしておくと洗濯が楽になります。
もし食べ物をわざとぐちゃぐちゃにしたり床に投げたりと、遊び食べを始めたら、「食べ物は遊ぶものじゃないよ」「遊ぶならごちそうさましようね」と声をかけて片付けちゃいましょう。遊び食べも発達の過程なので叱る必要はありません。遊ばないよう根気よく伝え続ければ少しずつ理解できるようになります。
スプーンやフォークが上手に使える2歳前後まで、食事の内容ややる気によって、スプーンを使ってみたり、手づかみ食べに戻ったりします。十分な手づかみ食べの経験が、のちのスプーンや箸などを上手に使って食事をする基礎をつくると言われています。子どものペースに合わせて見守ってあげることが大切です。