どうする!? 悩ましい子どもの野菜嫌い
野菜嫌いを克服する方法
野菜嫌いを克服するうえで一番大切なことは、無理やり食べさせないこと。無理をさせ過ぎることで、より嫌いになったり、食事が楽しくなくなってしまう可能性があります。一番大切なのは、食事を楽しく感じてもらうことです。たとえ今は食べられなくても、焦らず気長にソフトプッシュを繰り返すしかないかもしれません。食卓には常に野菜を揃えて、家族が美味しそうに楽しそうに食べているところを見せることで、「食べてみようかな」という気持ちになるのを待ちましょう。
一方、日々の食事に少しずつでも野菜を取り入れるために、調理方法も工夫していきたいものです。とくに緑黄色野菜は、子どもの成長に必要なビタミンやミネラルが豊富なので、子どもが食べやすくなる調理方法を模索してみましょう。味が苦手な場合は、ケチャップやカレーなど好きな味と合わせたり、食感や見た目が苦手な場合は、細かくしてハンバーグやコロッケ、ポタージュなど好きな食べ物に合わせると食べやすくなります。どんな料理にしたら美味しくなりそうか、子どもと一緒に考えてみるのもオススメです。
他にも、子どもと一緒にスーパーで野菜を選んだり、野菜を型抜きしたり切ったりと食事の準備を一緒に手伝ってもらったり、野菜を育てたり自分で収穫したりすることで、野菜に親しみを感じるきっかけになるかもしれません。
また、食の環境を変えてみるのも手です。家で食べないものも、保育園や幼稚園では頑張って食べているという話をよく耳にします。外食、キャンプや旅行、お友達と一緒に、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に、いつもと違うシチュエーションでの食事が、新たな好きな味に出会うきっかけになるかもしれません。
子どものために、野菜をちゃんと食べさせないといけない、と焦ってしまいますが、食事の時間が苦痛で、食事自体を嫌いになったり、食への関心が薄れてしまうことは本末転倒です。「無理なく」「少しずつ」「気長に」を心がけながら、少しでも食べられるようになったら、思いっきり褒めて自信をつけてあげましょう。少しずつでも繰り返し食べられることで、味に慣れていくことができるかもしれません。
ママやパパもあまり神経質にならず気長に構えて、子どもと一緒に食を楽しもう!くらいのスタンスで挑むのがいいかもしれませんね。